設計

グエン・チュン・キエン

設計・2018年入社・新卒採用

職場環境

早く環境に慣れるよう、皆が気遣ってくれました。

 ベトナムの大学で設計を学び、日本での就職を希望しました。建築に関する知識や技術をもっと身につけたかったのです。知り合いの紹介で山口製作所の面接試験を受け、正社員採用されました。当時は日本語が話せず、通訳をつけていただいたのを覚えています。 山口製作所の皆さんはとても親切です。休憩時間にもあれこれ気遣って、声をかけてくれます。入社して2年間は社員寮で生活しましたが、今は一人で暮らしています。社会人としての基本は社長が教えてくれましたし、工場長にも良く面倒を見てもらいました。何年か後には帰国する予定ですが、日本にいる間はずっと山口製作所で働きたいと思っています。

仕事のやりがい

「現場の人が作業しやすい」が設計の醍醐味。

 僕の仕事は、建物の基図から「どんな形の鉄骨構造物が、いくつ必要か」を設計して、工場の人に渡すことです。工場で製品が完成すると、現場で工事が始まります。先輩たちに何度も尋ねて教えてもらい、1年後に一人で設計ができるようになりました。
 それでも大きな失敗をしたことがあります。図面にはミスがなくても、僕は現場の広さや搬入道路の幅まで考えていなくて、上手く組み立てられなかったのです。僕のせいで現場のスタッフに大変な苦労をかけてしまって、申し訳なくて、情けなくて…。
 それからは現場スタッフに尋ねたり、自分で現場に行って確認したりしています。「現場の人たちの気持ちを考えて設計する」が今の僕の目標です。工事を終えて帰ってきたスタッフに「建てやすかったよ」と言ってもらえると嬉しいですね。これからも新しい失敗はするだろうけど、同じ失敗は繰り返さないと自分に誓っています。


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