I.S

　前職は住宅リフォームの営業をしていました。転職イベントで工場長の話を聞いて、見学に来たのがきっかけで入社しました。
　私が所属する品質管理部は、工場で造られた製品に不備がないかを検査します。工場のスタッフが苦労して造ったものを「やり直してください」と言うのは、入社当時は気が引けました。私が工場に行くと、皆が目を合わせないようにしている気がして辛かったです。それが３カ月ほど経つと、工場の人たちのほうから「気になるので、見といてください」と声をかけられるようになりました。「あなたの仕事は私の答え合わせだから」とも。嬉しかったし、ちょっと感動しました。社員全員に“良い物を造るプライド”があるんですよ。
　もう一つの特長は“責任”と“協力”です。設計→工場→現場と仕事はリレーしていきます。各担当が責任を果たすことが必須ですが、もしどこかに不備が出た時は全員で補い合います。私がミスをした時、次の工程である現場の方が上手く対処してくれて、無事に済みました。責任を痛感したし、協力の有り難さを実感しました。

　先日、鉄骨製品検査技術資格の試験を受けました。合否の発表はまだですが、会社が講習会の案内をしてくれ、費用も出してくれたので、挑戦しやすかったです。
　また、社員の心身の健康と人間的な成長にも配慮してくれています。２人目の子どもが生まれた時は育休を取りました。有休も取りやすく、家族行事は平日でも参加しています。社外コンサルによるメンタルサポートもあって、LINEで気軽に相談できるようになっています。私も子育て相談で活用しました。
　月に１度の木鶏会（社員勉強会）では、社員全員が『致知』という本を読みますが、本の内容に気づかされたり、誰かの発表にやる気をもらったりします。そんな職場の空気も手伝って、40歳までに新規事業を担いたいという目標ができました。やりたいことを声に出しやすい会社ですし、後押しもしてもらえる会社です。自分自身の可能性を伸ばして、夢を実現させたいと思います。